仮想化やサーバーとストレージを統合した仮想化基盤を提供する米ニュータニックス(ディラジ・パンディ共同創業者兼CEO)は、6月5日、日本法人のニュータニックス合同会社を昨年12月に設立し、日本市場で本格的に始動したと発表した。

 米ニュータニックスは、仮想化に特化したアプライアンス製品「Virtual Computing Platform」を提供。サーバーとストレージを統合しており、ユーザー企業がSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)やNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)などを使わなくてもクラウド基盤を構築できることが売りだ。グローバルで中堅企業など、ミッドマーケットを中心に需要を掘り起こしているほか、最近ではデータセンター事業など大規模システムを構築している企業をユーザーとして獲得している。

 日本では、日商エレクトロニクス、ネットワークバリューコンポネンツ、マクニカネットワークスの3社と販売代理店契約を締結。ユーザー企業は、現段階で研究機関など3社を獲得し、検証を含めて10社程度に製品を提供している。日本法人の代表には、仮想化技術やストレージ、ネットワークなどの業界で15年以上の経験を持つ岡田卓也氏がマネージングディレクターとして就任。岡田マネージングディレクターは、「仮想化はまだ日本で浸透しているとはいえず、これからの市場。イニシアチブを握る」と意気込みをみせた。

ニュータニックス日本法人の岡田卓也マネージングディレクター

 仮想化市場での主導権を握るため、今後はヴイエムウェアなど仮想化ベンダーとのパートナーシップでSMB(中堅・中小企業)向けパッケージを提供することも計画している。さらに、「(現段階で3社の)販売パートナー数を増やす。1~2社は追加していきたい」との考えを示した。売り上げについては、今後3年間で25億円規模を見込む。(佐相彰彦)