経済産業省は、6月17日、日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)が提供する文書情報漏えい防止ツール「活文 NAVIstaff」を導入し、2月に機密性の高い文書の印刷や閲覧者を制限する閲覧者指定システムを刷新したと発表した。

 経済産業省は、情報セキュリティを確保するために、職員が取り扱う文書を機密性に応じてレベル分けし、閲覧や印刷などのルールを策定して管理している。また、情報漏えいを防止するために、2005年度から機密性の高い文書の印刷や閲覧者を制限するシステムを利用してきた。しかし、セキュリティ設定の操作が簡便とはいえず、利用者も一部職員に限定されていた。そこで、情報管理強化を目的に、閲覧者指定システムの刷新を検討していた。

 日立ソリューションズは、文書の閲覧対象者の指定や、印刷や編集の可否などのポリシーを簡単に設定できる「活文 NAVIstaff」を経済産業省に提供。「活文 NAVIstaff」の豊富な標準機能を生かすことで、カスタマイズを抑えた。また、経済産業省が全省で展開しているシンクライアント環境で、ユーザー認証の仕組みとシームレスに連携するとともに、これまでに作成した文書を継続して閲覧できるようにするために、旧システムの設定データを移行するなどして、閲覧者指定システムを刷新した。さらに操作説明会を実施し、円滑に全職員への導入を支援した。

 経済産業省では、約5700人の全職員に「活文 NAVIstaff」を導入し、文書管理のセキュリティ強化とシステムの運用・管理業務の負荷軽減を実現した。