日立ソリューションズ(佐久間嘉一郎社長)は、4月22日、クラウドストレージに対応した暗号化サービス「秘文 Cloud Data Protection」のトライアルサービスを5月31日に開始し、8月30日に正式サービスをスタートすると発表した。北米では、「Credeon Cloud Data Protection」という名称ですでにトライアルサービスを開始している。

 「秘文 Cloud Data Protection」は、情報漏えいリスクの排除を目的として、自動暗号化したファイルをクラウドストレージ上に保存してスマートデバイス上の同期ファイルも暗号化状態を保つことによって、外出先での資料の閲覧や企業間のファイル共有ができるサービス。透過的にファイルの暗号化と復号を行うので、ユーザー企業は『秘文』サーバーにログインするだけでクラウドストレージをセキュアな環境で利用することができる。

 秘文サーバーでの鍵管理サービスによって、ログインアカウントに紐づいたアクセスコントロールができ、企業やプロジェクトごとに機密性を確保しながらファイルを共有することもできる。

 プロダクトソリューション事業部の臼杵誠剛プラットフォームプロダクト本部長は、「クラウドサービスとスマートデバイスの普及によって、ユーザー企業のなかでクラウド上でファイル管理を実現したいというニーズが高まっている一方で、機密データの情報漏えいが不安材料として浮上している。この問題を解決したのが『秘文 Cloud Data Protection』だ」とアピールした。

 クラウドストレージサービス事業者との連携で提供するモデルと、既存の販社を通じてパブリッククラウドを構築しているユーザー企業に対して提供するモデルの2種類を用意。臼杵本部長は、「サービス事業者との連携によって、中小企業という『秘文』にとって新しいユーザーを獲得していく。既存の販売パートナーとは、これまでと同様に大企業を中心に攻めていく」として、1年間で1万ユーザーの獲得を目指す。(佐相彰彦)

臼杵誠剛プラットフォームプロダクト本部長