BCN(佐藤敏明社長)は、7月4日、「『IT商材をどう売るか、ビジネスモデルをどう転換するか』~地方ソフト会社の成功事例をもとに売り方を伝授~」をテーマに、「BCNフォーラム2013in金沢」を石川県金沢市で開催した。船井総合研究所が協力した。

北陸地方でのフォーラム開催は初めて

 冒頭、熊本でソフト開発を手がけるシステムフォレストの富山孝治社長が、「クラウドビジネスモデル転換の軌跡(奇跡)」と題して特別講演。従来の下請け受託ソフト開発を中心としたビジネスから、クラウドサービス「Salesforce」などのクラウドコンピューティングに特化した業務コンサルティングにビジネスモデルを転換したことで、収益を改善した事例を紹介した。富山社長は、「下請けの比率を37%から7%に減らすことができた」と成果を語った。

システムフォレストの富山孝治社長

 次に、「船井流業績アップコンサルティング術~ビジネスモデル転換がもたらした地方ソフト会社、劇的変化の舞台裏を公開~」と題して、船井総合研究所東京経営支援部の斉藤芳宜チーフ経営コンサルタントが講演。特別講演のシステムフォレストを支援して成功へ導いたコンサルティング術を披露した。

 斎藤経営コンサルタントは、「システムフォレストは、ビジネスモデルの転換によって、クラウド案件の依頼が急増する、社員の営業力が上がる、開発部門の生産性が上がる、社員のモチベーションが上がるなどの効果があった」と説明。ビジネスモデルの転換に成功する条件として、素直・プラス発想・勉強好きの三つを挙げた。

船井総合研究所東京経営支援部の斉藤芳宜チーフ経営コンサルタント

 最後に、『週刊BCN』の谷畑良胤編集委員が、「現場を知る前編集長が提唱!~ヒットするIT商材はお客様のお客様を喜ばせる力がある~」と題して講演。谷畑編集委員は、「クラウド・スマートデバイスなどの新技術や、これまであまりITが浸透してこなかった顧客層を開拓することで、2020年までに40兆円の新たなIT市場が生まれる可能性がある」と指摘。SMB(中堅・中小企業)や農業・漁業などの第一次産業の分野は、IT投資額こそ大きくないが、市場の伸びが期待できることを説明した。また、今後は顧客の先にいるユーザーを見据えたITシステムへのニーズが高まると指摘した。

『週刊BCN』の谷畑良胤編集委員