ラネクシー(竹田昌生社長)がバックアップソフトの拡販に乗り出した。新製品「ShadowProtect 5」を5月8日に発売したことを契機に、6月3日に販社支援制度を開始した。製品トレーニングやデモ機の貸し出しなどをメニュー化して販社が売りやすい環境を整備。現在、4000社のユーザー企業を4年後をめどに2万社にまで増やす方針だ。

尾形嘉昭
グループ
マネージャー
 同社が「ShadowProtect」の販売を開始したのは2011年7月。発売からおよそ2年をかけて、中小企業やSOHOなど3~5台のサーバーを設置している企業を中心に約4000社をユーザーとして獲得した。尾形嘉昭・第一ソフトウェア事業本部営業部営業1Gグループマネージャーは、「ユーザー企業の数は、期待値からするとまだ5分の1程度。立ち上げ段階ということもあって、これまでは販社とのパートナーシップ深耕に手が回らなかったが、今後は力を注いでいく」として、新製品「ShadowProtect 5」の発売を契機に販社支援制度を設置することを決断。プログラムでは、参加する販社に対して同社からの新製品情報をいち早く提供するほか、トレーニングやデモ機の貸し出しなどを行っている。6月3日の提供開始後、およそ2週間がたった6月中旬の時点で、「10社ほどが支援制度に参加した」と、好調な出足をアピール。今後1年をめどに、「約100社の販社を獲得する」との方針を示している。

 新製品の「ShadowProtect 5」は、「Windows Server 2012」と「Windows 8」など、サーバーとクライアントで新OSに対応し、ユーザー企業が3ステップでリカバリできるなど、簡単に操作できることを売りにしている。今年中にWindowsだけでなくLinuxにも対応する予定で、販社が売りやすい環境を整えつつある。また、MSP(マネジメント・サービス・プロバイダ)が月額料金での提供などをサービス化できるように基盤を整えており、「サーバーをもたないユーザー企業でも利用できるような環境をつくる」という。現段階で5社のMSPを販社として獲得した。パッケージを販売する中堅SIerやサービスを提供するベンダーとのパートナーシップで「ユーザー企業の需要が多い中小企業市場で、さらに底辺を攻めてユーザーを増やしていく」考えだ。(佐相彰彦)