バラクーダネットワークスジャパン(バラクーダ、林田直樹社長)が、バックアップアプライアンスの事業拡大を目指している。3年後をめどに、バックアップ製品の売上比率を現在の主要商材であるファイアウォールと同等の水準に引き上げる計画だ。

 バラクーダは、これまでミッドマーケット向けのWAF(ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール)を事業の柱としてきた。2012年11月、米国本社で社長が交代し、ストレージ大手のEMCでバックアップ事業に携わったウィリアム・ジェンキンズ氏がトップに就任。方針の見直しを決定した。

 これに伴って、日本法人も組織を一新。新たに林田直樹社長の下でバックアップ事業の拡大を掲げ、販売体制の強化を進めている。バックアップ製品のユーザーインターフェース(UI)の日本語化を実現し、従業員数100~2000人の企業を中心に市場を開拓する。

 日本独自の取り組みとして、今年3月、国内で専用データセンター(DC)を立ち上げた。アプライアンスをクラウドと連携し、二重のデータ保護を実現することによって、他社との差異化を図る。林田社長は、「アプライアンスだから簡単。さらに、クラウド連携による安心を強みに、製品を販売パートナーに訴求していく」と述べる。

 今後は、とくに2次販売店に対するサポートを拡充。ビデオ会議を活用し、地方の販売店に技術情報などを提供する。「現在、ファイアウォール製品が売り上げの75%を占めているが、今後は需要が旺盛なバックアップ製品にも力を入れ、3年後に50%ずつの構成を実現したい」(林田社長)としている。(ゼンフ ミシャ)

バラクーダネットワークスジャパンの林田直樹社長