SAPジャパン(安斎富太郎社長)は、11月27日、インメモリソフトウェア「SAP HANA」の最新版「SAP HANA サービスパック7(SP7)」の提供を開始すると発表した。

 2010年11月のリリースから、半年ごとにサービスパックを提供している「SAP HANA」。最新版「SP7」のポイントは、プラットフォームとしての柔軟性の強化にある。

 「SAP HANA」は、「HANA」が「High-Performance Analytic Appliance」の略であることからわかる通り、これまでは最適化されたハードウェアに搭載するアプライアンスとして提供してきた。ところが「SAP HANA SP7」では、その方針を変えた。脱アプライアンスである。

 アプライアンスの形態は今後も続くが、「SAP HANA SP7」では、ユーザー企業がもつストレージやサーバーなどの既存資産も活用できるようになった。目指したのは、「エンタープライズ系のITを一手に引き受けられるプラットフォーム」(SAPジャパン バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部 堀田徹哉本部長)への進化。そのためには、より多くの環境に対応することが求められるというわけだ。

バイスプレジデント ビジネスソリューション統括本部 堀田徹哉本部長

 このほかにも、「SAP HANA SP7」は、開発環境の強化、連携するデータソースの拡大、高可用性(HA)と災害復旧(DR)構成を拡張する機能強化などを提供する。(畔上文昭)