ネットワールド(森田晶一社長)は、12月16日、大阪工業大学(井上正崇学長)で2014年4月に稼働開始予定の「教育研究系システム」の仮想化システム基盤に、ネットワールドが提供するフルコンバージド・インフラストラクチャ「Vblock System 320」が採用されたと発表した。

 「Vblock System 320」は、シスコ、EMC、VMware の3社による連合組織VCE(ロバート・スティーブンソン カントリーマネージャ)の製品で、サーバー、ストレージ、ネットワーク、仮想化基盤、運用管理ツールなどのコンポーネントをすべて統合し、事前に設計・設定・検証したシステム基盤として提供するもの。仮想化ソリューションやインフラ基盤の提案・導入で長年の実績をもつネットワールドは、12年11月にVCEとバリューアッド・ディストリビュータ契約を締結していた。大阪工業大学の事例は、国内教育機関が最新モデルの「Vblock System 320」を採用した初のケースとなる。

 選定にあたっては、システム管理工数の大幅削減、長期的にわたって安定運用できる信頼性の高さがポイントとなった。「Vblock System 320」は、業界トップベンダーが提供する検証済みのコンポーネントで構成され、製品調達、キッティング、ラックへの装着、バージョンアップやパッチ適用を含めた運用サポートなどが一貫して効率的に提供されることが高く評価された。システムの提案は、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンが行った。

 新システム全体は、「Vblock System 320」を仮想化基盤とするプライベートクラウドと、インターネットイニシアティブ(IIJ、勝栄二郎社長)が提供するIaaS型クラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォームVWシリーズ」によるハイブリッドクラウドで構成する。

 大阪工業大学の課題であったサーバー集約とVDI環境は、「Vblock System 320」による仮想化基盤に構築し、運用管理を効率化。IIJが提供するクラウド仮想基盤には、Office365やGoogle Appsなどのクラウドサービス、認証連携によってクラウドサービスを学内のアカウントで使用できるようにする外部認証基盤用サーバー、メール関連サーバーなどを仮想サーバーとして配置し、「IIJ GIO」の「SINET接続オプション」によって、学内ネットワークとクラウド上の仮想化基盤をL2接続することで一元管理する計画。