SAPジャパン(安斎富太郎社長)は、2014年から、年商500億円以下の中堅・中小企業(SMB)向けの販売をすべてパートナー経由で行うと発表した。パートナー販売の売上比率を引き上げながら、SMB市場を攻める。2月6日、東京・麹町で開催した記者会見で、安斎富太郎社長が明らかにした。

安斎富太郎社長

 SMB向けでは、これまでパートナーに加えて自社の営業部隊を活用してきたが、今年からは「100%パートナー販売」(安斎社長)の体制に切り替える。現在、パートナー各社と条件を詰めており、早い段階でパートナー販売の活性化につなげる。これによって、13年に30%だったパートナー販売の売上比率を、15年までに40%に引き上げる。13年の日本での総売り上げは、7億8800万ユーロ(約1000億円)だった。

 SAPジャパンは、今年1月、SMB分野で法人向けクラウドサービス「IIJ GIO」を展開するインターネットイニシアティブ(IIJ)との提携を発表。SAPソフトウェア製品を組み込んだクラウド環境をシステムインテグレータ(SIer)に提供し、SIerがSAPソリューションとしてSMBに提案する。SAPジャパンは、今後もこうしたパートナーシップを構築し、「SMBにSAPソリューションを浸透させたい」(安斎社長)としている。(ゼンフ ミシャ)