BCN(佐藤敏明社長)は、2月19日、中国に進出または進出予定の日系IT企業を対象に、「中国 ITビジネス推進講座〈第二回〉」を東京・神田の社内セミナールームで開催した。「本社の支援で中国事業はもっと成長する! 中国法人を伸ばす本社の理解と支援」をテーマに、中国ビジネスに詳しいNECの木戸脇雅生顧問と元駐中国大使の宮本雄二氏が、中国現地法人を成功させる方法などを紹介した。

 セミナーでは、まずNECの木戸脇雅生顧問が、「これからの中国IT市場の見方と、日本企業の戦略および事業展開について」と題して講演。木戸脇顧問は、NEC(中国)総代表を務めた自身の経験を踏まえて、最近の日系IT企業の動きや中国市場の今後の展開など、中国ビジネスを推進するためのノウハウを、実例を交えながらくわしく述べた。

 次に、2006~10年に駐中国大使を務めた宮本雄二氏(宮本アジア研究所代表、日中関係学会会長)が、「中国でビジネスをするということ」と題して講演。宮本氏は、「日本スタンダードは、必ずしも国際スタンダードではない」として、「中国でビジネスを推進するためには、中国社会の歴史や文化を深く理解することが不可欠だ」と指摘。また、中国経済の成長と社会の安定には、「中国共産党の統治の維持が深く関わっている」と述べたうえで、「習近平政権の5~10年間は、大きな課題と挑戦に満ちている。それでも、そこそこに社会は安定し、経済は伸びるとみておいてよい」と展望した。

 BCNは、今後も「中国 ITビジネス推進講座」を開催していく。