ニュース
BCN、これからの中国ITビジネスを考えるセミナー、元駐中国大使が講演
2014/02/21 18:44
セミナーでは、まずNECの木戸脇雅生顧問が、「これからの中国IT市場の見方と、日本企業の戦略および事業展開について」と題して講演。木戸脇顧問は、NEC(中国)総代表を務めた自身の経験を踏まえて、最近の日系IT企業の動きや中国市場の今後の展開など、中国ビジネスを推進するためのノウハウを、実例を交えながらくわしく述べた。
次に、2006~10年に駐中国大使を務めた宮本雄二氏(宮本アジア研究所代表、日中関係学会会長)が、「中国でビジネスをするということ」と題して講演。宮本氏は、「日本スタンダードは、必ずしも国際スタンダードではない」として、「中国でビジネスを推進するためには、中国社会の歴史や文化を深く理解することが不可欠だ」と指摘。また、中国経済の成長と社会の安定には、「中国共産党の統治の維持が深く関わっている」と述べたうえで、「習近平政権の5~10年間は、大きな課題と挑戦に満ちている。それでも、そこそこに社会は安定し、経済は伸びるとみておいてよい」と展望した。
BCNは、今後も「中国 ITビジネス推進講座」を開催していく。
- 1
関連記事
<BCN REPORT>BCN 中国ITビジネスに関するセミナーを開催 成功につなげる方法やリスクを詳説
<BCN REPORT>日中サービスアウトソーシング企業懇談会 中国オフショア開発に高い関心 新疆ウイグル自治区からも訪日団
<中国ビジネスの先駆者が伝授する 進出を成功に導くための心得とノウハウ>第1回 まずは法務の体制整備から