日立システムズ(高橋直也社長)は、3月6日、システム運用の課題解決やマルチベンダー統制などを、ユーザー企業の運用部門や企画・統括部門などに代わって行うBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービス「IT運用統括サポートサービス」の販売を金融業向けに開始した。

 大手金融機関への導入実績の成果をベースにサービス化したもので、これまで提供していた運用代行に加え、各システムの運用課題を分析し、システムの安定稼働に向けた改善提案や改善状況を可視化することで、品質向上とトータルコスト低減を図り、停止が許されない金融業のシステムの安定稼働を支援する。また、運用課題の分析、各ベンダーの統制だけでなく、システムに対する問い合わせなどを含めた統合受付・一次対応を実施することで、システム運用効率の向上や品質の向上を図る。

 高度なITIL資格(ITIL Expert)をもち、豊富な経験を有した人材を中心に構成した専門組織が、大手金融機関で実績のあるノウハウを活用することで、システムの運用・管理業務に関するさまざまな問題点を改善。システムライフサイクルの観点から、課題分析や改善提案活動を繰り返し実施し、開発のエンハンスにつなげることで、運用のトータルコストを削減する。

 税別価格は、初期費用が無料、月額費用が80万円から(6か月以上の契約)。日立システムズは、「ITマネジメントサービス」の導入と同時に「IT運用統括サポートサービス」の拡販を推進し、全体で15年度末までに累計12億円の売上げを目指す。今後は、幅広い業種・業務に精通した豊富な経験を生かし、製造業や流通業など、金融業以外の分野にも積極的に展開する。