NEC(遠藤信博社長)は、x86サーバー「Express5800シリーズ」が2014年度(15年3月期)に初代機の発売から20周年を迎えることを記念して、20周年に関連した販売促進活動を来年度から開始する。

浅賀博行
本部長代理
 NECの国内x86サーバー市場シェアは、96年から12年まで17年間トップを維持している。製品ラインアップは、小規模システム向けから大企業向けまで幅広い。販売では、直販のほか、オフコンの販売時から築いている約330社のITベンダーとの協業による間接販売を併用。中小企業から大企業までユーザーを獲得している。

 「Express5800シリーズ」の初代機は、94年11月24日に発売。今年で20周年を迎えることから、20周年を記念した販売促進活動を手がけることにした。浅賀博行・プラットフォームビジネス本部本部長代理は、「長い間ビジネスを手がけることができているのは、ユーザーとパートナーのおかげ。NECを支えていただいているユーザーとパートナーに喜んでもらえる企画を立てている」と話す。新年度の期首である今年4月から初代機を発売した11月までの約8か月間、20周年企画を展開して、既存ユーザーとパートナーの満足度向上と新規ユーザーの獲得につなげる。

 x86サーバー市場は、仮想化技術の浸透で販売台数の伸びが見込みにくい。米IBMがx86サーバー事業を売却することを決めるなど、発展性に乏しいイメージがある。浅賀本部長代理は、国内x86サーバー市場の最近の傾向について「今後、販売台数が高水準で伸び続けるとは考えていない。しかし、直近では、今年度の下期からとくに台数が伸びている。来年度、再来年度は『Windows Server 2003』のサポート切れによるシステム刷新需要が期待できるだろう」と分析。成長に期待している。

 また、「仮想化技術は、販売台数が減少する要因ではあるものの、1台の物理サーバーで複数の仮想サーバーを動かすため、高スペックの高額な機種が売れる理由にもなっている」と話し、販売金額は上昇傾向にあると説明した。

 NECは、2014年1月16日に「Express5800シリーズ」の新機種として、最大10コアの最新CPU「インテル Xeon プロセッサー E5-2400v2製品ファミリー」を採用した7モデルを発表した。従来機種比で最大20%性能が向上しており、ラックとタワー、モジュラー、ブレード型それぞれで新機種を用意している。(木村剛士)

2014年1月に発売した「Express5800シリーズ」