VQSマーケティング(向井猛彦社長)では、iPhoneやiPad向けのウェブ会議システムが好調に推移している。2014年1月に提供を開始し、塾など教育関連のサービス事業者から導入の引き合いがきている。モバイル版の投入によって、全体の売上高は2014年度(2015年3月期)には前年度比20%増となる見込みだ。

向井猛彦
社長
 同社が提供しているウェブ会議システム「VQS collabo」は、高音質でペンタブレットなど手書きデバイスに対応していることが売りで、塾や英会話教室などでの導入が進んでいる。ユーザー企業として50社程度を獲得。「その多くが『VQS collabo』を利用してビジネスを手がけている企業」(向井社長)という。ASP/SaaSによる月額のサービス利用料金は、「Room」という最大45人まで接続できるライセンスで5万円からとリーズナブルな点が、ユーザー企業を増やしている要因だ。

 今年1月にiPhoneやiPadに対応したバージョンの提供を開始したところ、「多くの引き合いがきている」と自信をみせる。今年5月をめどに、Android OS搭載の端末にも対応する予定で、「教育関連サービス分野は、差異化を図るためモバイル端末で生徒がどこにいても授業を受けることができるという環境を整えることに重きを置いている。そういった点では、ユーザー企業の拡大が期待できる」としている。

 現段階では直販での教育関連業界の新規顧客の開拓に力を入れているが、スマートデバイスに対応したことから、「一般オフィスの会議の用途にも対応できる」と捉えており、今後はSIerやディストリビュータなどを販売代理店として、さまざまな業種に向けたビジネスを手がけることも検討している。(佐相彰彦)