情報処理推進機構(IPA、藤江一正理事長)は、国家試験の情報処理技術者試験をベースとした「アジア共通統一試験」を実施するための組織、ITPEC(IT Professionals Examination Council)に、バングラデシュ人民共和国が9月1日に正式に加盟したと発表した。

 IPAは、アジアのIT人材の育成・確保や各国との連携強化を目的に、日本の国家試験、情報処理技術者試験制度のアジア各国への導入を推進している。フィリピン、タイ、ベトナム、ミャンマー、マレーシア、モンゴルの6か国では、2005年に「情報処理技術者試験をベースとした「アジア共通統一試験」を実施するための組織、ITPECを設立。06年からIPAと6か国が協力して、「アジア共通統一試験」を実施している。

 12年10月からは、国際協力機構(JICA、田中明彦理事長)と協力し、バングラデシュに対して、試験の運用ノウハウの指導や試験問題の提供、問題作成ノウハウの技術移転などの支援を行ってきた。13年10月と14年4月に実施したトライアル試験の実績を踏まえて、「アジア共通統一試験」を開始する準備が整ったことから、バングラデシュは正式にITPECに加盟。今年10月の試験からは、7か国で「アジア共通統一試験」を実施していく。(上海支局 真鍋武)