ニューテック(笠原康人社長)は、台湾のストレージベンダーであるPROMISEテクノロジー(ジェームズ・リーCEO)との協業を開始した。ニューテックもストレージ専業ベンダーだが、PROMISEテクノロジーの製品群が自社製品の補完的な領域で競争力をもつとみている。ニューテックの国内オンサイト保守網やコールセンター、さらにはストレージのコンサルティング、サポートの技術力を生かした協業を進める。初年度(2015年2月期)売上高2億円という目標の達成に向けて、順調な滑り出しをみせている。

 とくに好調なのが、アップル製品向けのハードウェアRAIDストレージ「Pegasus2」や、監視カメラ向けのストレージ製品群「Vess」シリーズ。ニューテックの柳瀬博文・取締役営業技術部長は、「Pegasus2は、Thunderbolt 2という少し特殊なI/Oインターフェースに対応した製品としては世界一のシェアを誇る。非常に競争力がある。当社の販売網のほか、保守つきの型番をつくって、ディストリビュータ経由でも販売している。また、監視カメラ市場は、少なくとも2020年の東京五輪まで、さまざまな分野で需要が拡大する。監視カメラ分野は扱う情報量が多く、ストレージの使用環境としては非常にタフな領域。すぐれたRAIDコントロールの仕組みを備えるVessシリーズは、ユーザーの評価も高い」と、手応えを語る。来年度は、今年度目標の5倍にあたる10億円の売り上げを目指す。

 PROMISEテクノロジーの楊正安・カントリーマネージャーも、「ニューテックは日本のストレージ市場で長い間、強い存在感を示してきた。いい補完関係を築くことができるだろう」と期待を寄せている。(本多和幸)

PROMISEテクノロジーの楊正安カントリーマネージャー(右)とニューテックの柳瀬博文取締役