富士ゼロックス(栗原博社長)の小林陽太郎・元会長が、左慢性膿胸により9月5日に逝去した。享年82歳。

 小林氏は1978年、同社社長に就任。翌年にはTQC(トータル・クオリティー・コントロール=総合的品質管理)活動の起点となる自社の存在目的を明らかにするため、最初の企業理念を制定。1980年にTQC活動の成果として「デミング賞実施賞」を受賞。2000年には、米国ゼロックス社から中国における事業権を獲得。2004年3月期決算において1兆円企業へと成長させた。

故小林陽太郎元会長

 財界など社外活動にも精力的に取り組んでおり、99年に経済同友会代表幹事、03年、同終身幹事。03年から15年まで国際大学理事長。慶應義塾大学理事・評議員。ソニーやNTT、キャロウェイ・ゴルフなどの社外取締役も務めた。