セイコーエプソン(碓井稔社長)は、10月27日、モバイルレシートプリンタ「TM-P20」と「TM-P60 II」のBluetoothモデルを機能向上し、12月上旬に発売すると発表した。

『TM-P20』/『TM-P60II』

 「TM-P20」は、NFCを搭載したモバイルレシートプリンタ。NFC対応のスマートデバイスをかざすだけで、簡単に接続設定と印刷が可能。本体重量は約212g、サイズは79.0×119.8×43.6(mm)と、コンパクトで容易に持ち運びができる。今回、スマートデバイス用アプリケーション開発キット(Epson ePOS SDK for iOS)の新機能として、Bluetooth通信の接続/切断を制御するAPI(connectDevice、disconnectDevice)を追加した。

 これまで複数のiOS端末で1台のレシートプリンタを共有する場合は、iOSの「設定」アプリでBluetoothをOn/Offする必要があったが、新たに追加したAPIを利用することにより、プリンタとの接続・切断をアプリケーションから制御できるようになる。

 また、Bluetoothのペアリング可能条件を選択する「セキュリティ設定」も追加した。この設定を変更すると、特定のタイミングでのみペアリングを許可できるようになるため、部外者のBluetooth接続をブロックすることが可能となる。

 「TM-P60 II」は、長時間稼働が可能なモバイルレシートプリンタ。今回、「TM-P20」と同様に、複数iOS端末とのプリンタ共有、Bluetoothセキュリティ機能強化に加え、NFCの搭載によりNFC対応のスマートデバイスをかざすだけで、簡単に接続設定と印刷が可能となった。

 また、無線LANモデルでは、セットアップ作業を簡便化する「SimpleAPモード」を搭載。初めて電源オンした際に、プリンタはSimpleAPモードで起動し、スマートデバイスと直接通信することができる。iOS/Android版の設定ユーティリティ「Epson Utility」と連携することで、アクセスポイントやUSBケーブルなどの機材を使わずに、無線LANのセットアップ作業を簡単・スピーディに行うことができる。

 税別価格はオープンで、予想市場価格は「TM-P20」が4万円台後半、「TM-P60 II」が5万円台後半。同社では、今後1年間で約8000台の販売を予定している。