新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL、謝敷宗敬社長)は、ITアウトソーシング事業の中核となる運用サービスemeraldを本格的に立ち上げる。emeraldは、同社のシステム運用経験にもとづいた「ITアウトソーシングフレームワーク」と、米国IPsoftが開発した運用管理自動化ツール「IPcenter」などを組み合わせて開発した。

 emeraldの開発に先立ち、NSSOLではIPsoftのIPcenterを2013年から自社で導入し、検証を進めてきた。その結果、運用の標準化、自動化の効果として20~40%の工数削減を達成するとともに、運用品質の向上にも役立つことを確認している。

NSSOLの大城 卓常務

 そこで、NSSOLの主力クラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」や、ITアウトソーシング拠点「NSFITOS(エヌエスフィットス)センター」、そして今回のemeraldをテコに、ユーザー企業からのITアウトソーシングの受注に力を入れている。NSSOLの大城卓常務は、「emeraldの投入によってITアウトソーシングの受注に弾みをつける」と話す。

 また、NSFITOSセンターは現行の都内にあるセンターに加えて、今年7月に北九州市にも追加で開設する。センター設備を二重化することで信頼性を高める。

 NSSOLの昨年度(2016年3月期)のITアウトソーシングを含むクラウド関連の売上高は、前年度から約10億円増えて約130億円に達しており、今年度はさらに10億円規模の商談を複数獲得していく意欲を示している。