【米サンノゼ発】米ネットスイート(ザック・ネルソンCEO)が、5月16日から19日の4日間、米サンノゼで開催している年次プライベートイベント「SuiteWorld 2016」では、17日、ザック・ネルソン社長兼CEOの基調講演内で、新製品や新機能も発表した。

 今回発表された主要な新製品は、オムニチャネルの受注や配送を自動で効率化する「Intelligent Order Management」、多様なビジネスモデルに対応する課金システム「SuiteBilling」、多言語多通貨対応のグローバルビジネス向けアプリケーションスイート「OneWorld」の最新版「OneWorld 16」だ。

ザック・ネルソンCEO

 ネルソンCEOは、それぞれの製品について、次のようにコメントした。「ネットスイートは、インテリジェントをシステム上に組み込んでいくという取り組みを積極的に進めてきた。Intelligent Order Managementによって、在庫の状況やネットスイート上に設定したビジネスルールにもとづいて、複雑なオムニチャネルにおいても、注文を受けて配送するまでのプロセスを自動で最適化できる。在庫の欠品や配達の遅延は消費者にとって非常にネガティブな要素だが、こうした課題を簡単に解決し、ブランドに対する支持を高めることができる」。

 「これまでプロダクトを扱う会社だったとしても、サービス化やX as a Serviceのようなサブスクリプションビジネス化など、ビジネスモデルを多様化させていくことは、成長の重要な戦略の一つになっている。SuiteBillingは、どんなビジネスモデルにも統合的に使える課金システム。請求と収益認識機能を統合するなど、ネットスイートという単一の統合された製品に蓄積されるデータをユーザーのビジネスに活用しようという当社の戦略上、非常に重要な製品だ」。

 「OneWorldは、スタートアップのようなアジリティと柔軟性をグローバルに事業展開するエンタープライズ企業にもたらす、ベストな財務管理機能をもつアプリケーションだと自負している。SuiteBillingの実装など、ユーザーのグローバルなビジネスの拡大をより強力に支援できる機能を拡張した」。 基調講演では、同社幹部や先進ユーザーも登壇し、各新製品の機能を実際のビジネスプロセスに沿って解説した。

 SuiteWorld 2016の詳報は、『週刊BCN』紙上に掲載する。(本多和幸)