日本図書普及(図書普及、濱田博信社長)は、凸版印刷(金子眞吾社長)と富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP、米倉誠人社長)が共同で提供・運営する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を活用し、6月から「図書カードNEXT」を加盟書店で発行すると発表した。

 図書カードNEXTは、磁気カードの図書カードと異なり、カードの残高をデータセンターで運用されているサーバーで管理する方式となる。カード裏面に印字されたQRコードを書店設置の専用端末で読み取り、リアルタイムで残高の減算を行う。書店に設置される新型の読み取り機は、図書カードNEXTと従来の図書カードが読み取り可能なハイブリッド型で、インターネットまたは電話回線でデータセンターで運用されているサーバーと接続する。QRコードには、複製を防止する特殊加工が施されており、専用の読み取り機のみで読み取りが可能となっている。

 また、カード裏面のID番号、PIN番号を専用サイトに入力することで、顧客自身がカード残額と利用履歴を照会することができる。さらに、これまでの図書カードと同様、オリジナルカードも製作できる。

 今回、図書カードNEXTに採用されたサーバ管理型プリペイドASPサービスは、ギフトカードやハウス電子マネーの残高管理を行うリアルタイムプロセッシングサービス。情報セキュリティ格付で決済サービスとして初となる最高位「AAAis」を取得している。ISO/IEC27001をはじめ各種国際認証を満たした富士通グループの安全なデータセンターで運用される信頼性の高いサービスとして、すでに120社を超える企業に導入されている。

 図書普及では、凸版印刷と富士通FIPをパートナーとして選んだ理由について、全国の書店で利用される決済インフラとして、図書カードNEXTに必要とされるセキュリティやシステムの信頼性を高いレベルで提供できること、豊富なプリペイドカードサービスの提供実績により、導入計画から運用設計、機器開発、カード製造、プロモーションまで、関連業務のすべてに精通しており、そのノウハウを活用することで、顧客が安心して利用できるサービスの提供が可能なことを挙げている。

 今後、図書普及と凸版印刷、富士通FIPは協力して、さらなる顧客の利便性向上を図るとともに、全国書店での図書カードNEXTの導入・運用をサポートしていく。なお、図書カードNEXTの図柄はすべて新しいものを用意し、初年度4000万枚の発行を計画している。