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理経、大容量ファイル高速転送ソフトの短期間利用ライセンスを提供開始
2016/06/07 19:12
FileCatalystは、UDPをベースにした独自開発のプロトコルを使用することで、遅延の大きい国際間通信や、衛星回線上の通信でも、データ転送速度を低下することなく、セキュアに、データの完全性を担保したまま高速にファイルを転送できるツール。ファイル転送に際しては、高度な管理機能、細かなスケジューリングが可能で、大容量のファイルを効率よく、高速に遠隔地に転送することができる。
8月5日からブラジルのリオデジャネイロで国際競技大会が開催されるが、日本で映像コンテンツとして配信するためには、大容量サイズの映像ファイルを国際間で転送する必要がある。リオデジャネイロから東京に1G回線で10GBのファイルを転送する場合、通常3時間55分ほどかかるが、FileCatalystを利用した場合、わずか1分23秒で、セキュアに送ることが可能となる。今回、4KやHDのサイズ容量の大きい映像ファイルを、ネットワーク遅延やパケットロスに悩まされず、短時間でセキュアに送り届けたいというニーズに対応するため、2か月間という短期間での利用ライセンスを提供する。
ファイルの転送時間を短くすることができれば、映像コンテンツの編集時間を長時間確保することにもつながり、より魅力的な映像コンテンツの配信が可能となる。また、現地に派遣する編集者を減らすことにより、コストの削減も期待できる。
短期間ライセンスの税別価格は、スループット10Mbpsが23万円、スループット100Mbpsが57万円、スループット1Gbpsが134万円。なお、導入前に1か月間のトライアルライセンスの発行が可能となっている。
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