スキャリティ・ジャパン(スキャリティ、江尾浩昌代表取締役)は6月16日、記者会見を開き、オブジェクトストレージ対応のソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)の最新版「Scality RING v6.0」と、オープンソースのオブジェクトストレージ製品「Scality S3 Server」の提供を開始したと発表した。

 v6.0はAWS S3対応のオブジェクトストレージ製品で、マイクロソフトのActive DirectoryとAmazon Web Services(AWS)のIdentity and Access Managementに同時対応。AWS S3をベースとしたアプリケーションのエンタープライズ環境での導入が可能になる。従来のパートナーとともに、実利用容量ベースでの課金体系で受注を開始した。

 S3 Serverは、「Scality RING」のS3ストレージ機能をオープンソースとして無償で提供する製品。主に開発者向けを想定し、Dockerイメージとして配布することでローカル環境で簡単に開発とテストができる。コミュニティベースの無償サポートのほか、月額950ドルでサブスクリプションモデルとして提供するエンタープライズサポートを提供する。

 会見の冒頭で米スキャリティのアーワン・メナード・プレジデント兼COOは、「今回はオブジェクトストレージ機能にフォーカスして強化を行った。プライベートなS3クラウドがつくれるようになり、アマゾンのクラウドが自社のデータセンター内で構築できるイメージとなる」とv6.0のポイントを語った。

米スキャリティのアーワン・メナード・プレジデント兼COO

 続いて登壇したスキャリティ・ジャパンの江尾代表取締役は、「オブジェクトストレージは2007年頃に一度波が来はじめ、一旦落ち着いたもののS3の登場によってリバイバルが起こりつつあり、今年は元年的なものになりつつあると感じている。昨年は法人設立や初の国内での自社イベント開催などを行ったが、引き続き啓発活動や24時間の日本語対応窓口の強化など、市場におけるリーディングベンダーとして今年も力を入れていく」と日本市場への注力を強調した。

直近の国内ビジネスの好調ぶりをアピールする江尾浩昌代表取締役