富士ゼロックス(栗原博社長)は1月17日、NTTドコモの高速LTEネットワークに対応したモバイルインターネット接続サービス「データ通信サービス モバイルLTE」のオプションとして、クラウドPBX(構内交換機)を利用したIP音声通話サービス「データ通信サービス モバイルLTE IP内線サービス」の提供を開始した。

 今回のオプションサービスは、オフィス電話システムの主装置(PBX)機能をクラウドで提供するため、外出先や在宅勤務先などからスマートフォン・PCを利用してオフィス内線や会社電話番号での外線発着信を可能にするもの。スマートフォン・PCの専用通話アプリを通したインターネット経由のIP音声通話により、異なる拠点や外出先からでも内線間の通話は無料で、会社電話番号からの外線発着信が可能。このため、働く場所を限定しない快適な通話環境を実現する。

 また、同一契約の内線ID同士でテキストメッセージの送受信ができる簡易メッセージ機能や、社内や取引先などの連絡先をクラウドで一元管理し利用者が共有できるウェブ電話帳も標準で提供する。さらに、PBXをクラウドで提供することで、電話交換にかかる機器代や顧客の社内での機器メンテナンスが不要になり、増設や移設も容易になる。電話回線も必要なくなり、データ通信専用SIMとスマートフォンの組み合わせで同オプションを活用することで、音声通話にかかるトータルコスト削減を図ることもできる。

 税別価格は、IP内線サービス利用登録料が2万5000円。利用料は、内線10プランが月額1万8000円、内線30プランが月額3万6000円、内線50プランが月額5万5000円、内線100プランが月額10万円。追加チャネル(10ch単位)は月額6000円、追加内線ID (1内線ID単位)は月額1000円。初期費用は、スターターパックS(外線同時使用8chまで)が25万円、スターターパックM(外線同時使用12chまで)が45万円、スターターパックL(外線同時使用16chまで)が85万円、スターターパックLL(外線同時使用23chまで)が105万円。機器保守料金は、スターターパックS用が年額5万円、スターターパックM用が年額6万円、スターターパックL用が年額15万円、スターターパックLL用が年額20万円。設定変更料は1万円。同社では、国内市場で年間200契約の販売を目指す。