日本システムウエア(NSW、多田尚二社長)は、製造業向けセル生産支援システムの新バージョン「digicell(デジセル)Ver3.0」を4月1日に発売した。

 「digicell」はセル生産の現場で、動画/画像/音声などを用いて作業をナビゲーションし、完了した作業の実績を収集するシステム。治工具や部品棚と連携して部品の取り間違い、取り忘れ、ネジの締め忘れなどのチェックを行い、作業者の教育工数削減、技術伝承、人的ミスの発生を抑制する。

 今回の新バージョンでは、富士通のデジタル生産準備システム「VPS」と連携。これによって、VPSで作成した3DCADデータを活用した工程情報や、アニメーションをdigicellに取り込むことができ、生産準備の工数削減が可能となった。

 また、より多くの顧客に活用できるシステムとするため機能改修も行った。具体的には、digicellの作業実施画面の「コンテンツ表示領域」を拡大したことで、作業指示の写真や動画表示の可能な領域が広がるため、作業指示内容が見やすくなった。さらに、digicell作業者画面のコンテンツ表示領域に、EDDファイル(digicellのコンテンツ作成ツール「easydriver」で作成したコンテンツファイル)以外のファイルも直接表示できるようにした。avi、mp4形式の動画や、jpeg、png、bitmap形式の写真を直接表示できるため、コンテンツ作成が容易になるとしている。

 同社では、今後3年間で30社への導入を目指すとともに、今後も、製造業の現場作業の効率化に向け、設計・生産・工程管理などのシステムも含めたサポートを継続していく考え。