TIS(桑野徹社長)は、ハイブリッドクラウドに対応したITアウトソーシングの中核拠点「MSCC(マネージドサービスコントロールセンター)」を見学可能な施設に刷新した。MSCCは、ITアウトソーシングの機能を集約した、いわば“心臓部”で、施設全体が調光ガラス張りになっている。見学者はこの調光ガラス越しに見学が可能。東京と大阪にそれぞれ同等施設を開設しており、地震などの有事の際はどちらか片方だけでも運用できる。

 今回のMSCCは、標準的なITアウトソーシングサービスを軸に、見学可能な施設としてリニューアルしたもので、「実際に統合運用されているITアウトソーシングの中枢を見てもらうことで、ユーザーに安心して利用してもらうようにする」(TISの丸井崇・プラットフォームサービス営業部長)ことが目的だ。
 
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TISの丸井崇部長(右)とTISシステムサービスの古澤義史執行役員

 TISのデータセンター(DC)や客先設置(オンプレミス)のシステム、TISのマネージドクラウド「T.E.O.S.」、さらにアマゾンAWSをはじめとする主要パブリッククラウドまでオンプレミスからハイブリッドクラウドまでシームレスな運用に対応している。AWSなどと一体的に運用するハイブリッドクラウドのニーズはますます高まっており、TISグループでシステムの運用を担うTISシステムサービスの古澤義史執行役員プラットフォームオペレーション本部本部長は、「実際に受注も増えている」と手応えを感じている。
 
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見学可能なMSCC。調光可能なガラス張りになっており、見学時間中だけガラスを透明にして見学ができる仕組み

 ITアウトソーシングは、ユーザー個社に特化したカスタマイズ型のサービスから、ある程度メニュー化されたサービスを広く提供するタイプまで、TISでは幅広く品揃えしている。ある程度、標準化したサービスを主軸とするMSCCを利用しているユーザーは直近で約700社。また、シンガポール大手通信会社Singtel(シングテル)の子会社で北米最大級のセキュリティベンダーの一つであるTrustwave(トラストウェーブ)と連携した高度なセキュリティサービスも提供している。