【北京発】10月18日から行われている中国共産党の第19回全国代表大会で、党代表として出席した中国電信の楊杰董事長は記者会見を行い、中国の情報通信サービス業と自社の発展について説明した。

201710241110_1.jpg
中国電信 楊杰 董事長

 楊董事長は、党代表の立場として、過去5年間の中国情報通信サービス業の成果を報告した。これによると、今年8月末時点で、中国のモバイル電話ユーザー数は13億8000万に達し、このうち第4世代(4G)移動通信ユーザー数は9億3000万と世界最大の地位を確立。固定ブロードバンドユーザー数も3億3000万、光ファイバーユーザー数は2億7200を超えた。

 同時に、ネットワーク建設を大規模に展開し、「提速降費(回線速度を上げ、回線費用を下げる)」を推進。今年9月には、携帯電話の国内長距離通話料・ローミング料金を、予定を1か月前倒しで廃止した。こうしたネットワークインフラの発展に伴い、ファーウェイやZTEなどの通信機器メーカーや、インターネット企業が急速に成長している。世界の時価総額で上位10位のインターネット企業には、今や中国のBATJ(百度、アリババ、テンセント、京東)が名を連ねる。楊董事長は、「通信プロバイダは天秤棒のようなもので、片端では通信機器メーカーを担ぎ、もう片端では各業界業種におけるインターネットの応用を担いでいる」と比喩的に説明した。

 そのうえで楊董事長は、中国3大通信キャリアの一角である中国電信の成長をアピール。同社の売上高は過去5年間に平均23%拡大し16年は4145億元に、利益総額は同43.3%伸びて16年は245億元となった。ユーザー数も4億5000万から5億9600万に増加している。楊董事長は、「Fortune500の順位も221位から133位に伸ばしており、5年連続で中国の国有資産評価委員会からA級企業の評価を受けている」と自信をみせた。(上海支局 真鍋武)