【杭州発】アリババグループ(馬雲会長)は10月11日~14日、クラウド部門の年次最大イベント「2017 杭州・雲栖大会」を開催した。400社あまりのパートナー企業が参加した展示会では、日系ITベンダーも自社ソリューションを披露。写真を中心に、大会の様子をレポートする。(上海支局 真鍋武)

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約400社が参加した「雲栖大会」の展示会

 ソフトバンクとアリババグループの合弁会社であるSBクラウドは、昨年に引き続き大きなブースを構え、多くの来場者で賑わっていた。今年からクラウドサービス「阿里雲(アリババクラウド)」の日本国内での販売を本格化させた同社。7月に提供を開始した日本と海外のデータセンター(DC)間で高速・安定した通信を実現する「Express Connect」などをアピールした。
 
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多くの来場者で賑い、勢いを感じさせたSBクラウド

 日立グループでは、「阿里雲」の導入コンサルティングや構築を手がける日立諮詢(中国)(日立コンサルティングチャイナ)が出展。ブース面積を昨年から2倍に拡張していた。ビッグデータ分析の「Pentaho」や、中国の流通・小売業で関心が高まっている「新リテール」の実現に向けたソリューションなどを紹介した。
 
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日立コンサルティングチャイナはブース面積を2倍に拡張

 松下信息系統(上海)(パナソニック インフォメーションシステムズ上海)は「雲栖大会」に初出展。今年6月に本格提供を開始したインフォテリアのEAI/ESB製品「ASTERIA WARP(アステリア ワープ)」をアピールした。同製品と「阿里雲」を活用したサプライチェーンのデータ連携事例などを紹介した。
 
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「ASTERIA WARP」を紹介したパナソニック インフォメーションシステムズ上海

 大きな展示ブースを設けていたNTT通信系統(中国)(NTT Com China)は、来場したIT企業をターゲットに、グローバルで提供しているデータセンター(DC)をアピールした。同社は、パートナー企業との提携を通じて、中国でのDC事業展開に必要な通信ライセンスに対応。今年6月には、1000ラック規模の「上海 プードン データセンター」の本格提供を始めている。
 
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大きなブースで存在感を放ったNTT Com China

 ムロオシステムズの関連会社である上海鴎新軟件は、人流解析ソリューションを披露。Wi-Fiに接続するスマートデバイスや、デジタルサイネ―ジの搭載カメラで取得する情報などをもとに人流を解析するもので、中国ではショッピングモールや旅行業者、公安局などで応用を進めているという。
 
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人流解析ソリューションを披露した上海鴎新軟件