【上海発】中国のデータセンター(DC)事業者の北京光環新網科技(光環新網=Sinnet)は11月13日、Amazon Web Servisces(AWS)の中国法人である亜馬遜通技術服務(北京)からクラウド事業の一部インフラ資産を最大20億元(約340億円)で買い取ると発表した。中国のインターネット規制に対応するための措置となる。

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中国では光環新網がAWSを運用していた

 中国では、規制によって外資系企業は単独でクラウドサービスを提供できない。そこで、AWSは2014年に現地の通信ライセンスをもつ光環新網と提携して「北京リージョン」の提供を開始。16年7月には、インターネット規制の強化に対応するため、提携の枠組みを変更し、光環新網がサーバーとDCの運営・提供を一手に担い、AWSは後方で技術支援を担当するモデルとなった。北京リージョンは、「AWS operated by Sinnet」として提供し、ユーザーの契約先も光環新網に一本化されている。

 今回の一部資産の購入について、光環新網は「中国の法律法規を遵守し、運営しているAWSの安全性とサービス品質をより向上するため」と説明。同社は引き続き「北京リージョン」を提供・運営していく。ユーザー企業は、これまで通りサービスを利用できる。