NTTテクノクロス(串間和彦社長)は3月15日、iOS利用のインカムシステム「ボイスカム」を、サーバー機器類の用意なく手軽に利用できる「ボイスカムクラウドサービス」として4月2日から提供すると発表した。

 同社は、iOS端末を利用して、Wi-Fi網や携帯電話網(3G/LTE)でのグループ間の音声コミュニケーションを実現するボイスカムを提供してきた。しかし、ボイスカムの利用には各端末間の呼制御などを行う専用のSIPサーバーの設置が必須であるため、「サーバーを設置したくない/初期導入費用を抑えたい」や「常時利用ではなく必要な期間のみ利用したい」という要望があった。

 今回、こうした要望に応えるためクラウドサービスで提供することにした。初期導入費用を抑え、利用者数や利用期間をユーザーが選べるなどクラウドサービス特有の柔軟な使い方ができることに加え、従来よりも同時利用者数を増やし使い勝手を向上した。

 ボイスカムクラウドサービスは、契約を開始した時点からすぐにサービスを利用することが可能で、年間プランだけでなく最短で1か月の利用期間を選択することもできる。さらに、クラウドサービスの特徴であるCPUやメモリの柔軟性を生かし、自由に利用数を申し込むことが可能。最大400ユーザーまで同時利用ができるようになり、少人数のグループから大規模なイベントまで、さまざまな利用ニーズに応えることができる。

 通信制御をする同社製Crosswayの音声転送制御技術の向上により、インカム使用中の通信量削減を実現し、パケット通信にかかる費用を抑える。税別価格は、短期プランが月額6000円(1ユーザー、最短1か月契約)、年間プランが初期費用3000円(1ユーザー)、月額1500円(1ユーザー、最短1年契約)。