子どもたちのインターネット利用について考える研究会(子どもネット研)は、ウェブサイト「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」を、3月29日から同研究会ホームページに公開した。

 近年、育児の場面でスマートフォンなどの情報機器やインターネットを活用する保護者が増える一方、乳幼児期からスマートフォンなどを利用することによる心身発達への悪影響が懸念されている。こうした状況を受け、子どもネット研では第8期(2016年7月-17年3月)の研究テーマを「低年齢の子どもとインターネット」とし、17年3月には「未就学児の情報機器利用 保護者向けセルフチェックリスト(3歳から6歳)」を公開するなど、いち早く保護者向けの情報提供支援に取り組んできた。

 今回、これに加え、スマートフォンなどで簡単にチェックできるウェブサイト「乳幼児とスマホ 保護者のためのセルフチェック」を公開した。17年3月に発表したセルフチェックリスト同様、「機器利用の時間や場面」「情報の内容と保護者の関わり方」「機器の与え方」「保護者自身の知識や使い方」の4領域に分かれており、各領域4問、計16問の質問に答えることで、現時点での各家庭の取り組みの適切さが簡単に自己診断できる。

 また、スマートフォンでも見やすいデザインを採用するとともに、保護者の空き時間や講演の中での利用も想定し、限られた時間内でも確認できるように、従来の解説を重要なポイントに絞り要約した。

 なお、セルフチェックの作成にあたっては、同研究会委員である七海委員が協力したほか、13年から協働している秋田県教育庁生涯学習課にも協力を得た。秋田県では「大人が支える!インターネットセーフティの推進」事業の中で、未就学児の子どもをもつ保護者や、幼稚園・保育園の先生に向け、子どもネット研が提供するセルフチェックリストを活用した講座が行われている。

 子どもネット研は、子どもたちのインターネット利用をより豊かで安心なものにするために、諸課題を調査・研究し、保護者や行政・業界関係者向けに整理された情報を提供するために08年に設立された専門家会議。事務局は、ヤフー、ネットスター、アルプスシステムインテグレーションが担当しているほか、ピットクルーが運営に協力している。