新世代ハイパーコンバージドインフラストラクチャシステム(HCI)企業の米デイトリウムは9月14日、シリーズDで当初の希望金額を上回る6000万ドル(約66億円)の資金調達を実施したと発表した。

 今回の資金調達は、アーリーステージの新興企業向け投資ファンドであるSamsung Catalyst Fundで先導され、Icon Venturesと前シリーズまでに投資を行っているNEAとLightspeed Venture Partnersとともに実施したもの。

 Samsung Catalyst Fundのシニアバイスプレジデント兼マネージングディレクターのシャンカール・チャンドラン氏は「Samsungは、メモリーとストレージ技術の世界的リーダーとして、常にデータセンター技術を進歩させる斬新で革新的な方法を模索している。デイトリウムのような最先端のハイブリッドクラウドプラットフォームは、企業がデータ分析とストレージの性能問題を克服するのに役立つ。今はこのような技術をもった企業に対しての投資家になることに興奮している」と述べている。

 また、デイトリウム CEOのティム・ペイジ氏は、「当社は技術の向上に加えて地理的な勢いを拡大させるためにSamsungとIcon Venturesと提携することをうれしく思う。企業は、オンプレミスとクラウドを連携するに際して、データの処理と運用管理を簡素化する上で世界的に同じ問題を抱えている。SANストレージではクラウドとの連携が難しく、従来のHCIでもコアデータセンターとして運用させるには多くの課題を抱えている。データのバックアップを行うには別途システムを用意する必要があり、クラウドへの災害対策を自動化させる技術ももち合わせていない。企業の規模が大きいほど、デイトリウムのソフトウェア技術が最もシンプルにハイブリッドクラウド環境を提供すると認識しはじめている」と述べている。