アルプスシステムインテグレーション(ALSI、永倉仁哉社長)は11月6日、同社のパートナー企業を対象としたプライベートイベント「ALSIカンファレンス2018」を東京・品川で開催した。東京のほか、仙台、名古屋、大阪、福岡、札幌でも開催する。

筥崎 智
取締役
セキュリティ事業部事業部長

 今回のテーマは「業務改善とセキュリティ、“三段跳び”で飛躍!!働き方改革2020」。開会の挨拶で永倉社長が登壇したほか、プロゴルファー兼タレントのタケ小山氏による特別講演と三つのセッションが行われた。

 筥崎智常務取締役が登壇したセッションでは、同社のセキュリティー事業を説明した。この中で筥崎常務はエンタープライズIT市場について「クラウドサービスを利用する大きな流れは確実なものになっており、それに伴ってSaaSの利用が急増している。また、個人情報保護に向けた対策の重要性は年々増しており、モバイル向けのセキュリティー対策の需要も伸びている」と説明。その上で「われわれがこれまで提供してきたインターネットアクセスとエンドポイントのニーズは今後も拡大していくだろう」と述べ、「これまで注力してきた文教、自治体に向けた機能拡充は、今後も継続していく」と今後の方向性を語った。

 続くセッションでは、中山明取締役がALSIが進めるIoTビジネスについて解説した。中山取締役は「日本は労働人口が減りつつあるにもかかわらず、平均生産性では他国に劣るというデータがある。ただ、私はこれを伸びしろだと捉えている」と強調。それを踏まえて、「IT施策は、コストカットよりも付加価値に投資することで、リターンを得る方向に変わってきている」と語った。

 また、ユーザー企業の付加価値創出に貢献する事業としてIoTに注力する、との考えも示した。現在同社は、IoTの実証実験を手軽に行えるサービスを提供している。3年近く続けてきたIoTの取り組みの中で、「実証実験へのニーズは引き続き見込めほか、その先の本番を考え始めているユーザーも多い」と、中山取締役はニーズが変化しつつあると語る。IoTはユーザーごとに要件が異なる領域だと認識した上で、「お客様のビジネスにしっかり貢献できるソリューションを提供していきたい」と、今後の意気込みを述べた。(銭 君毅)