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サン電子、ドコモの協創プラットフォームへ業務支援アプリの環境を構築

2019/11/18 18:00

 サン電子は、2020年春からの5G商用化を見据えNTTドコモが5Gプレサービスで運用する「ドコモオープンイノベーションクラウド」へ、クラウド型業務支援アプリケーション「AceReal Apps」の環境を構築した。

AceReal Appsのイメージ

 AceReal Appsは、ARスマートグラス「AceReal One」を作業者が装着し、遠隔地の支援者がPCから現場の状況をリアルタイムに把握して、遠隔地から作業のチェック・指示などの業務支援ができる遠隔支援ソリューション。5Gを用いることで映像や音声の遅延が少なくタイムリーで、臨場感のある情報共有が実現する。また、リッチコンテンツを幅広いエリアでスムースに転送できるので、これまで利用用途が限られていた動的コンテンツの利便性・適用範囲が大きく向上する。
 
TM VNFSの概要

 顧客が安心・安全にサービスを利用できるよう、ネットワークレベルでのセキュリティ脅威対策・通信の可視化など、効果的に高セキュリティ化を実現するため、トレンドマイクロが提供するNFV/クラウド向けネットワークセキュリティソリューション「Trend Micro Virtual Network Function Suite」(TM VNFS)と連携する。

 TM VNFSは、細分化した複数のセキュリティ機能を仮想マシンベースのセキュリティソフトウェアとして通信事業者が提供するNFV/クラウド環境に実装することで、ユーザーの通信サービスの利用状況や脅威状況に応じて必要なセキュリティ機能を適切なタイミングで利用することができるようになる。

 また、TM VNFSはDPDK(Data Plane Development Kit)などのネットワーク高速化技術を駆使することにより、通信事業者に求められるパフォーマンスを維持できる。

 通信事業者が提供するネットワークサービスのユーザーにとっては、セキュリティ対策機能付きのサービスを利用することで、IoTデバイスのようにセキュリティソフトを導入できないデバイスへの担保ができ、また、セキュリティ対策の負荷が軽減できる。
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外部リンク

NTTドコモ=https://www.nttdocomo.co.jp/

サン電子=https://www.sun-denshi.co.jp/