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個人スマホを業務で活用、日商エレがスマホカメラを制御する実証実験を実施

2019/11/21 08:00

 日商エレクトロニクス(寺西清一社長)は、九州フィナンシャルグループ(九州FG、笠原慶久社長)と共同で、九州FG本部のオフィスエリア内で、勤務中の行員が個人で所有するスマートフォン(スマホ)など、モバイル端末のカメラ機能を制御する実証実験を行う。


 金融機関や大手製造業では、情報漏えい対策としてスマホなどのモバイル端末の社内持ち込みを制限している企業が多い。しかし、今後モバイル端末を有効活用するには、持ち込み制限による運用に限界がある。

 今回の実証実験では、ビジネスにおけるモバイル端末の活用や銀行員の柔軟な働き方を推進するため、熊本市中央区にある九州FG本部で勤務する行員20人を対象に実施する。
 
出勤・退勤の流れ

 行員は、あらかじめ登録したモバイル端末に表示したQRコードをスキャンしてオフィスに入館すると、モバイル端末のカメラ機能が停止する。さらに、オフィス内でのQR決済の利用などを想定し、エリア内に設置されたビーコンの半径10~15メートルの範囲でのみカメラ機能を有効化し、それ以外の執務室で機密情報などを撮影できないようにする。退館時は入館同様、QRコードをスキャンすると制限が解除される。

 実証実験は、すでに9月後半から開始しており、2020年12月末まで実施する。
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外部リンク

日商エレクトロニクス=https://www.nissho-ele.co.jp/

九州フィナンシャルグループ=https://www.kyushu-fg.co.jp/