ニュース

新型コロナで生き残るためCIOが取るべき8つの行動、米ガートナーが提言

2020/05/12 15:38

 米ガートナーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックのなかで、財務面で生き残りを図るために、CIOが取るべき8つのアクションを発表した。


 米ガートナーでは、新型コロナウイルス感染症の及ぼす財務的な影響の多くをIT部門が実感することになるとの見解を示し、感染症パンデミックのなか、CIOは、IT部門のキャッシュフローを保護または「隔離」するために、8つのアクションを取る必要があると提言した。

 今回発表したCIOが取るべきアクションは、(1)重要度の低い支出を保留する、(2)支出増加を見越す、(3)現時点の支出の割合を減らす、(4)既存の全投資を評価する、(5)新規支出をすべて延期する、(6)既存の全支出を再評価する、(7)利用量削減に向けて交渉する、(8)代替の財務アプローチを探る、の8つとなる。

 米ガートナーのアナリストでシニアディレクターのクリス・ガンリー氏は、「経営幹部が20年に優先すべきは『成長』ではなく『生き残り』である。生き残れるかどうかは、テクノロジーを使って革新性を保ちながらキャッシュフローと収益を維持できるか否かで決まる。行動を起こさなければ、企業はこの混乱のなかを生き残れないかもしれない。また、生き残れたとしてもその後の回復は遅れるだろう」と述べている。
  • 1

関連記事

ガートナー ジャパン、経営者向け「Gartner IT Symposium/Xpo 2019」を開催

米ガートナー、IT市場の動向を発表、ウェアラブル端末から収集したデータの活用に商機

日本企業の海外展開を支えるグローバルERP ~強豪ひしめく市場はどう動く

外部リンク

ガートナージャパン=http://www.gartner.co.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>