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エッジデバイスと機械学習を活用、NSWの「モータ異常予兆検知システム」

2020/08/20 12:41

 日本システムウエア(NSW)は、エッジデバイスのデータを可視化しAIによる異常予兆検知を行う「Edge-AIシリーズ」として、「モータ異常予兆検知システム」の提供を8月19日に開始した。価格は、1セット20万円から。

モータ異常予兆検知システムのイメージ図

 モータ異常予兆検知システムは、組み込みAIデバイス「Jetson TX2」(NVIDIA)に各機能を組み込んだハードウェアパッケージ。モーターに接続するだけでデータの収集と蓄積、予兆検知モデルの学習、モデルを用いた推論による異常予兆検知が可能となる。また、すべての処理をJetson TX2内で行うため、サーバーやネットワーク環境に依存することなく利用できる。

 DCモーターやステッピングモーターなどの一般的なモーターに幅広く対応しており、駆動状態の電流値/電圧値のフィードバック値の位相ずれから予兆を検知する。これにより早期に故障などの異常による稼働停止のリスクを事前察知し、計画的なメンテナンスの実施を支援する。

 今後は、同システムによるPoC推進に加え、顧客のシステムとの連携にも対応するとともに、モーターをはじめ、さまざまなエッジデバイスに向けたソリューションを展開していく。
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外部リンク

日本システムウエア=https://www.nsw.co.jp/

「モータ異常予兆検知システム」=https://www.nsw.co.jp/solution/detail.html?ssid=edgedevice-ai-motor