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フォースメディア、30ベイSATAオールフラッシュ向けQNAP NAS

2021/01/15 16:07

 フォースメディアは、QNAP NASの新機種として30ベイSATAオールフラッシュ向けNAS「TS-h3088XU-RP」の販売を開始した。

TS-h3088XU-RP

 TS-h3088XU-RPは、Intel Xeon W-1200シリーズプロセッサー、2ポート25GbE SFP28 SmartNIC、30個のSATA 2.5インチベイ、PCIeスロットによる拡張性を備え、仮想化、ミッションクリティカルなバックアップ/リストア、大規模ファイルサーバーなど、高いI/O負荷と低遅延の要求に対して、コスト効率が高いオールフラッシュストレージソリューションを提供する。

 ZFSベースのQuTS heroオペレーションシステムを採用し、データ自己修復、インラインデータ重複排除や圧縮、ほぼ無制限のスナップショットなどに対応、ビジネスクリティカルなアプリケーションのニーズを満たしている。

 具体的には、Intel Xeon W-1270 8コア 3.4GHz(最大5.0GHz)プロセッサーまたはIntel Xeon W-1250 6コア 3.3GHz(最大4.7GHz)プロセッサーの処理能力により、高いI/O性能を発揮し、仮想マシン性能を向上する。標準で64GBまたは32GBのDDR4 ECCメモリを搭載し、最大128GBに増設できる。

 標準装備の2ポート25GbE SFP28 SmartNIC(NVIDIA Mellanox ConnectX-4 Lx SmartNICコントローラー搭載)はiSER対応で、最適なイーサネット接続でポートトランキングを設定することで、最大50Gbpsの転送速度を実現する。また、マルチギガ対応の2.5GbE RJ-45(2.5G/1G/100M)4ポートを標準装備しており、追加で40G/10GbEポートなどの増設も可能となっている。

 30個のSATA 2.5インチベイ(フロント24個、リア6個)を備え、コスト効率の高いオールフラッシュストレージの構築を可能にする。スケーラブル設計により、最大16台のSAS 12Gb/s TL-R1620Sep-RP/TS-R1220Sep-RP拡張エンクロージャーを接続し、ペタバイト規模のストレージ容量を実現することもできる。

 ZFSベースのQuTS heroオペレーティングシステムは、サイレントデータ破損に対する自己修復、RAIDトリプルパリティやトリプルミラーに対応し、データ保護を強化できる。さらに、SSD最適化機能として、Write Coalescing、TRIM、プールオーバープロビジョニングに対応し、高いパフォーマンスと製品寿命を引き出す。

 インラインデータ重複排除、圧縮、コンパクションによってファイルサイズを削減、ストレージ容量を節約し、パフォーマンスを最適化できる。繰り返しの多いデータや大量の小さなファイルが生成される場合に、SSDストレージの効率を高めるのに役立つ。

 QNAP App Centerで提供されるバックアップ/同期、ビジネス、コンテンツ管理などの豊富なアプリケーションをインストールして、NASの機能を拡充できる。
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外部リンク

フォースメディア=https://www.forcemedia.co.jp/

「TS-h3088XU-RP」=https://www.forcemedia.co.jp/qnap/products/enterprise/ts-h3088xu-rp