Commvault Systems Japanは2月8日、「Metallic Backup-as-a-Service(BaaS)ソリューション(Metallic)」の販売を開始したと発表した。
Metallic BaaS
Metallicは、マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」のPaaSやサービスを採用。3500人以上のセキュリティの専門家や90以上のコンプライアンスの認証に支えられたAzureの耐久性とセキュリティを活用している。また、「仮想エアギャップ」と呼ばれる分離されたデータコピーが独立したセキュリティドメインに保存されているため、本番サイトに侵害があった場合でもデータの改ざん・変更・削除を防ぐことができる。
また、リモート、オンプレミス、クラウドと全ての環境を保護。SaaSアプリケーションをはじめ、エンドポイント、ファイルサーバー、DBサーバー、クラウドストレージ、仮想マシン、Kubernetes(コンテナオーケストレーションシステム)のワークロードをサポートしている。バックアップ先には、Metallicのクラウドストレージだけではなく、顧客所有のストレージやクラウドストレージ(BYOストレージ)の使用が可能だ。
マルチレイヤーセキュリティ
1ユーザー当たりの月額利用料金(税別)は、「Metallic Office 365 Backup Essentials Edition」「Metallic Backup for Microsoft Dynamics 365」「Metallic Salesforce Backup」がそれぞれ540円、「Metallic Endpoint Backup Essentials Edition」が1125円。最低利用数が10ユーザー、利用期間が12カ月となっている。
記者会見で倉橋秀則・カントリーマネージャーは「日本でSaaSを展開することによって、大企業から中小企業までアプローチできるようになった」とアピールしたほか、「MetallicをBaaSのスタンダードにしていきたい」との考えを示した。販売については、SB C&Sとネットワールドのディストリビューター2社を通じて展開。「パートナーとともに、日本市場をしっかりとカバーしていく」と述べた。