ネットワーク関連の検定試験を運営する日本ネットワーク技術者協会は、IPv6検定基礎試験とIPv6検定応用試験を実施する。また、IPv6検定を実施するにあたり、国内のIPv6有識者である小川晃通氏をIPv6アドバイザーとして招き、IPv6検定の試験問題作成や同試験の普及活動を依頼した。


 IPv6が普及する中(Google公開統計データによると3月18日現在、IPv6の普及率は45.35%)、同協会ではIPv6を理解したネットワークエンジニアを育成する際のメジャメントが必要と考え、IPv6検定を立ち上げることにした。

 エンタープライズ環境でのIPv6のデプロイについて紹介しているRFC 7381では、「IPv6はIPv4よりもセキュアというわけではない(IPv6 Is No More Secure Than IPv4)」という章がある。その章では、IPv6がIPv4よりセキュアというわけではないと明記されている。そして、IPv6にとって最大の脅威は、セキュリティを確保しながら運用できる経験者が不足していることであるとも記載されている。

 IPv4アドレスの枯渇とともに、IPv6対応が求められる環境が確実に増えている。IPv6を理解したネットワークエンジニアが増えることで、IPv6対応がスムーズに行えるようになるとともに、IPv6を知らないことで発生するようなセキュリティや運用上のリスクを回避、または軽減できるようになる。

 IPv6検定の試験グレードは、「IPv6基礎検定」と「IPv6上級検定(仮称)」の2種。IPv6基礎検定は、10月にベータ試験を開始し、23年3月に本番試験を開始する予定。設問数は40問、受験時間は60分、合格基準は70%正解となる。試験会場は、全国300カ所のCBT-Solutionsテストセンター。税別受験料金は1万円。