アクロニス・ジャパン（アクロニス）は7月22日、アクロニスが提供するサイバープロテクションプラットフォーム「Acronis Cyber Protect Cloud」がクリエイティブリンクのセキュリティサービスプラットフォームに採用され、同社によるワンストップのセキュリティサービスの提供がスタートしたと発表した。

　Acronis Cyber Protect Cloudは、エンドポイント、システム、データを保護するためのサイバーセキュリティ、データ保護、管理をネイティブに統合したサービスプロバイダー向けクラウドベースのサイバープロテクションサービスプラットフォーム。パートナーはセキュリティ、バックアップ、管理といったサイバープロテクションの標準機能をあらゆるデバイスで使用できる包括的なサイバープロテクションサービスのポートフォリオを顧客に提供することができる。

　クリエイティブリンクでは今回、顧客である多くの医療機関からのセキュリティに関する課題への要望に応えるために、自社の強みであるネットワークインフラの技術と、オールインワン型統合ソリューションであるAcronis Cyber Protect Cloudの構築・運用までワンストップで利用できるサービスの提供を開始した。

　クリエイティブリンクの西尾竜司COOは、「単なる販売ではなく、顧客へのコンサルティングを通して、より良い提案を行うのが当社の使命。より良いサービスとは、日々利用しているセキュリティプラットフォームをワンストップで展開することにより可能であると考えている。当社には多くの医療機関の顧客がいるが、電子カルテなどを含むデータのほとんどが、医療機関の施設内にサーバーを設置したクローズの環境で利用されている。こうしたオンプレミスの環境では、高度化、複雑化するサイバー攻撃への対応や、災害や障害による事業継続性に課題がある。顧客のデータ保護を重要課題に位置付け、検討した結果、Acronis Cyber Protect Cloud が最も適したソリューションであると、当社のセキュリティプラットフォームへの採用を決定した。また、顧客により安心を届けるために、『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第5.2版』を踏まえ、3省2ガイドライン要求を満たすよう、システム・運用管理整備を進めている」とコメントしている。