NECは7月6日、高い日本語理解能力を持つ独自の大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。これに伴い、LLMのライセンス、ハードウェア、ソフトウェア、コンサルティングなどを提供する「NEC Generative AI Service」を今月から開始することも明らかにした。今後3年間で、生成AI関連事業の売上高500億円以上を目指す。
NEC Generative AI Serviceでは、7月からLLMの活用シナリオを企画するコンサルティングサービスなどを開始。8月以降は、LLMのライセンス、業務にLLMを組み込みやすくするためのソフトウェア「NEC Generative AI Framework」、オンプレミスでの利用を希望する顧客向けのハードウェア基盤「NEC Generative AI Appliance Server」を順次提供する。NEC Generative AI Frameworkでは、金融など各業種用のテンプレートを用意するとした。
ユーザー組織向けに、言語モデルのカスタマイズ、業務アプリケーション開発といった包括的支援の提供と参加企業同士の交流を促進するプログラム「NEC Generative AI Advanced Customer Program」を立ち上げた。既に大手金融や大学など約10の組織が参画しているという。加えて、7月1日に、研究者やコンサルタントなどで構成する生成AI専門組織「NEC Generative AI Hub」を新設した。
NECは7月6日、高い日本語理解能力を持つ独自の大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。これに伴い、LLMのライセンス、ハードウェア、ソフトウェア、コンサルティングなどを提供する「NEC Generative AI Service」を今月から開始することも明らかにした。今後3年間で、生成AI関連事業の売上高500億円以上を目指す。