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富士通CFO、英国郵便局の冤罪事件について「深くおわび」を表明 賠償は「調査の進捗を見極めながら検討」

2024/02/08 16:00

週刊BCN 2024年02月12日vol.2002掲載

 富士通は1月31日、2023年第3四半期(23年4~12月)の決算発表会のなかで、英国の郵便局で起きた冤罪事件に言及し、取締役執行役員SEVPの磯部武司・CFOは「厳粛に受け止め、郵便局長や家族、関係者に深くおわびする」と謝罪した。
 
磯部武司 CFO

 磯部CFOは、「英国子会社が全面的に協力している英国の法廷調査では、長年に及ぶ複雑な事象について調査が進められており、今後も引き続き協力していく。調査への対応方針についても、本社取締役会が監督している。被害者にとって公正な結果が得られるよう早期の解決を望んでいる」とした上で、英政府関連の新規入札には期限を決めずに参加しないとも説明した。賠償については「調査の進捗を見極めながら検討する。来年度以降の業績影響は精査中で、まだ数値化できていない」と述べるにとどめた。

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富士通=https://global.fujitsu/ja-jp/