アイティフォーは4月21日、京王百貨店の新宿店B1階の食品フロアリニューアルに際し、食品用集中レジの刷新において同社POSシステムの機能改修と什器の刷新を行い、現場の効率化・省力化と顧客サービスの両立を支援したことを発表した。

　再開発が進む東京・新宿エリアの競争環境のなか、京王百貨店は新宿店開店60周年を契機とする段階的な店舗改装の一環として、2022年から順次店舗の改装を進めてきた。なかでも新宿店B1階の食品フロアでは、高まる顧客ニーズに対応するため、集中レジの利便性と運用効率が課題となっていた。

　アイティフォーでは、京王百貨店が活用しているPOSシステムに対し、「1人制、2人制いずれに対しても、よりスムーズな接客が可能なレジ設計」「会計金額修正などの操作を、レジ端末上で即時処理可能に」「レジカウンター周辺の什器もあわせて刷新、業務導線を最適化」といった機能改修を実施した。

　今回の改修によって、ピーク時の混雑緩和が期待されるとともに、従業員の業務負荷を軽減できる。また、効率化と導線改善によって顧客を待たせないスムーズなレジ対応を実現し、スタッフによる丁寧な包装や対応といった百貨店ならではの接客品質も維持でき、顧客満足度のさらなる向上にもつなげることができる。

　京王百貨店では今後、POSシステムについて、販促クーポンの配信機能を拡張していく。4月は非会員の顧客に向けたクーポンをレシート上で配信可能とする新機能を導入し、新規顧客層の取り込みを図っている。