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日本IBM、業務の25%をAIで完全自動化へ AI関連部品を100種類余りそろえる

2025/06/05 09:00

週刊BCN 2025年06月02日vol.2061掲載

 日本IBMは、業務の完全自動化を目指すAIエージェントの新戦略を5月20日に発表した。業種・業務に対応したAIエージェント関連ソフトを100種類余り取りそろえ、これらを組み合わせることで短納期、低コストでの実装を実現。企業の業務全体の25%程度を自動化できると見ている。部品を組み合わせて稼働可能な状態を見せることで、「ユーザー企業がAIによる業務の完全自動化のイメージをつかみやすいようにした」(AIエージェント事業の鳥井卓・事業部長)という。
 
鳥井 卓 事業部長

 複数のAIエージェントを組み合わせての業務の完全自動化は、先行的にIBMグループ内で実践している。例えば人事異動に関する一連の業務では、AIエージェントが社内の人事規定を参照し、人事システムを操作、給与計算などの異動に伴う業務を一気通貫で行うことで生産性が13倍に高まったとしている。各パートを担当する複数のAIエージェントを連携させて業務全体を自動化し、人は正しく処理されたかどうかを監督するのみにとどまる。

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外部リンク

日本IBM=https://www.ibm.com/jp-ja