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セイ・テクノロジーズ、東京電子専門学校が「SSD-assistance」を導入
2025/07/16 16:08
SSD-assistanceは、システムの納品、運用保守、リプレースといった一連の業務に欠かすことのできない設定仕様書を、たった3ステップで自動生成するクラウドサービス。2018年からサービスを開始し、サービス継続率は2年連続95%を超えている。
SSD-assistanceの操作には専門的な知識が不要で、わずか3ステップ、最短10分で設定仕様書の作成が可能。国内開発による安心感と、誰でも扱える直感的な操作性によって、初めてのユーザーでも戸惑うことなく導入できる。教育機関や中小企業のような専門部署をもたない現場でも、手軽に業務効率化を実現できる。
専用アプリケーションのインストールやサーバー環境の構築といった手間を極力排除した設計で、再起動などの煩雑な準備も不要。一般的な自動化ツールにありがちな導入障壁を大幅に低減し、現場での“即利用”を実現。教職員やIT担当者が複雑なトレーニングを受けることなく、すぐに授業や業務へ組み込める。
また、目的に応じた複数のフォーマットを標準搭載しており、作成された仕様書はそのまま納品物や社内報告書として提出可能。例えば「構成図付き仕様書」や「チェックリスト付き納品書」など、実務に即した書式を選択できるため、導入先の業務要件や教育内容に柔軟に対応する。
東京電子専門学校では、ネットワーク・セキュリティ科とセキュリティ・ネットワーク科を中心に、実務に即したIT教育を推進している。同校の情報学部長の砂賀勝己氏は、「生成AIの進化により、今後は“手を動かすエンジニア”よりも、上流工程を担う上級SEが求められる時代になる。そのために学生には、自ら考え、効率よく業務を遂行できる力を身につけさせたい」と語っている。
そうしたなかで、就職活動や将来の現場を見据えた教育のキーワードとして、「自動化」を授業へ取り入れたいとの強い意向があった。しかし、これまでに検討した他社製の自動化ツールは、導入手続きや運用の複雑さ、さらにはコスト面での課題があり、なかなか導入に踏み切れずにいたのが実情だった。
このような背景のなかで、「手軽に使え、教育現場に適したツール」としてSSD-assistanceに白羽の矢が立った。導入に際し、他社の自動化ツールも検討したが、「導入のしやすさ」「教育現場での扱いやすさ」、そして「アカデミックプランによるコストの低減」が評価され、SSD-assistanceの採用に至った。
学生からは、「手作業での仕様書作成は膨大な時間と労力が必要だったが、自動生成ツールで効率が大幅に向上した」「実際の有料ツールを使えて勉強になった」「ヒューマンエラーが減る点は現場でも重宝されると思う」といった声が寄せられている。
また、教員にとっても予想外のメリットがあったという。課題提出が統一フォーマットのExcelで行えるため、「採点時間に3~4時間かかっていたものが10分未満に短縮された」と砂賀氏は語る。今後は、学生自身にも自動チェック式を組ませるような授業改善も検討中としている。
砂賀氏は、「“自動化”は今や現場では当たり前の存在。SSD-assistanceを授業に導入したことで、学生たちは作業の意味や効率化の価値を“体感”として学ぶことができた。教員側も、評価の業務効率化やフィードバックの質向上が図れ、大変ありがたいツール」と述べている。
現在は3年制のネットワーク・セキュリティ科を中心に導入されているが、将来的には他学科への展開も予定している。同校では、Ciscoの実機やAWSのクラウド環境も活用したハイブリッドな実習を行っており、そのなかでSSD-assistanceのさらなる活用が期待されている。
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外部リンク
セイ・テクノロジーズ=https://www.say-tech.co.jp/