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TDCソフト、西川計測の開発技術標準を策定し技術支援プロジェクトを開始

2025/09/17 14:30

 TDCソフトは9月16日、計測・制御・理化学の専門商社として、多岐にわたる産業の発展に貢献する西川計測に対し、独自に開発した開発技術標準「LITEC(リテック)」を策定し、これを土台とした技術支援プロジェクトを開始したと発表した。同プロジェクトでは、とくに生成AI(GitHub Copilot)の活用に焦点を当て、開発プロセス全体の生産性向上と品質強化を包括的に支援する。

 昨今、DX需要の急速な高まりに対し、労働人口の減少や開発技術・手法の多様化が大きな課題となっている。こうした状況下で、開発現場では知識やノウハウなどのナレッジのばらつきや、属人化が生まれやすく、プロジェクトの効率化や品質維持が困難になるケースが増えている。こうした課題に対して、TDCソフトは長年のシステムインテグレーションで培った知見を結集し、開発プロセスを体系的に標準化するポータルサイトを策定した。

 LITECは、Lab Informatics(ラボインフォマティクス)と、Technology(テクノロジー)を組み合わせた造語で、開発に必要な技術標準やノウハウを集約したポータルサイト。開発工程標準、開発規約、構成管理規約などを統一し、開発品質を均質化する。また、知識とツールをポータルに集約するとともに、技術サポートや意見集約の機能を有しており、知見を組織全体で共有し、技術力の向上と開発標準の継続的な改善を同時に実現する。さらに、効率的な開発と運用を実現するためのチケットや設計書などの各種テンプレートを充実。各種ツールの利活用方法のガイドラインを提供する。

 今回、西川計測で開始するLITEC技術支援プロジェクトでは、生成AIをLITECの技術標準と連携させ、その効果を最大化する。具体的には、生成AIの効果的な活用を促すためのガイドラインを策定し、勉強会を開催するなど、より安全に利用できる環境を構築する。また、単体テストコードの自動生成や、ソースコードの実装支援に生成AIを積極的に活用。これにより、手動では工数確保が難しかった作業を効率化し、開発の生産性向上を実現する。

 さらに、クリーンコード化(可読性・保守性の高いコードへの書き換え)に生成AIを適用することで、技術負債を解消し、プロジェクト全体の品質を安定化。要件定義などのドキュメント作成支援にも生成AIを活用し、上流工程の工数削減と品質向上に貢献する。
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外部リンク

西川計測=https://www.nskw.co.jp/

TDCソフト=https://www.tdc.co.jp/

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