ニュース

情報サービス産業協会、「ISO56000シリーズ」のすすめ SIビジネスの価値創造力を高めるよう推奨

2025/10/16 16:00

 情報サービス産業協会(JISA)は、イノベーション経営システム「ISO56000シリーズ」を会員SIerの経営に取り入れ、SIビジネスの価値創造力を高めるよう推奨している。同シリーズは、持続的な価値創造の実現を目的としたもので、失敗を受け入れて新しい価値を生み出す原動力に転換することに重点を置くもの。2019年に規格化され、23年10月にJIS化された。品質管理のISO9000シリーズが製品やサービスの品質保持を目的とし、失敗するリスクを最小限に抑えることに重点を置いていたのに対して、「ISO56000シリーズは失敗を恐れず、試行錯誤を受け入れている点が大きく異なる」(松田信之・参事人材委員会委員長)と指摘する。
 
松田信之 委員長

 ISO56000シリーズで求められる人材は、創造性や実験精神があり、既存の枠組みにとらわれない思考ができることだという。SIerは人月単価を基に開発や運用を請け負ってきた従来のビジネスモデルに加え、「ユーザーの潜在的な課題をユーザーと共に探索し、新しい価値を生み出す仕組みを提案・実装して得られた利益を、ユーザーとシェアするビジネスモデルを構築するのにISO56000シリーズは役立つ」(同)と話す。

続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。

(登録無料:所要時間1分程度)

新規会員登録はこちら(登録無料)

会員特典

週刊BCNについて詳しく見る
  1. 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
  2. メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
  3. イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
    SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
  4. 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…
  • 1

関連記事

JISA、先進デジタルで価値創出を加速 構造改革を先導するファーストムーバーに

情報サービス産業協会、AI人材育成アクションプランを発表 価値創造エンジニアへの転換を掲げる

外部リンク

情報サービス産業協会=https://www.jisa.or.jp/

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>