i-PROとパナソニックコネクトは10月23日、パナソニックコネクトが持つi-PRO製品の国内販売店向けの販売・マーケティング機能をi-PROに承継する契約を締結した。関係当局への許認可取得手続きを進め、2026年3月31日に承継する予定。
現在、ネットワークカメラをはじめとするi-PRO製品の国内販売店向けの販売やマーケティングはパナソニックコネクトが行っているが、26年4月以降はi-PRO自身が直接担う。パナソニックコネクトからi-PRO製品を仕入れていた販売店約500社については、i-PROとの直接取引に切り替わることになる。
i-PRO製品の販売体制
国内販売体制を強化し、開発・製造から販売に至るまで各機能の連携を推進することで、国内市場における競争力の向上と事業成長の加速を図るのが目的。販売・マーケティングに関する品質や業務スピードの向上に加え、「製造、製品開発、販売の連携を推進し、市場のニーズを迅速に製品へ反映する」、「海外拠点との人材交流促進により、グローバルソリューションの国内展開を加速する」、「バリューチェーンの最適化により、競争力強化と顧客への付加価値を最大化する」といった効果が見込めるとした。
i-PROはパナソニックの業務用監視カメラ事業が母体。投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループによる出資で19年、独立したセキュリティーシステム企業として設立された。