ニュース

SBT、「クラウドパトロール」のOracle Cloud Infrastructure対応を開始

2025/11/13 15:44

 SBテクノロジー(SBT)は、同社が開発・提供するCSPM/ASMサービス「クラウドパトロール」において、11月12日からOracle Cloud Infrastructure(OCI)への対応を開始した。

 クラウドパトロールは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどのパブリッククラウドに対し、設定ミスの検知や意図せず公開されたサーバーの発見など、クラウドセキュリティーの強化を支援するサービス。近年、OCIの利用が拡大するなか、企業のマルチクラウド環境でのセキュリティー対策ニーズの高まりを受け、今回のOCI対応に至った。

 これによって、クラウドパトロールは4大クラウド(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud、OCI)に対応することとなり、複数のパブリッククラウド利用時も最大1000保護対象まで同一料金で利用でき、クラウドパトロール上での一元管理が可能となる。

 OCI対応の主な機能として、「緊急リスク対策」では、不正アクセスや情報漏えいの要因となり得る高リスクポートの開放、認証・権限付与の不備などを検知し、顧客へ通知する。また、意図しない国からのログインや異常なログイン失敗回数も検知し、通知する。

 「ガイドラインに基づく監査」では、CISベンチマークに基づき、環境ごとの準拠状況を監査する。監査項目ごとに対象リソースを一覧化し、結果を可視化。さらに、各項目に対する対応方法をナビゲートする専用サイトも提供している。

 「アタックサーフェス管理」では、外部公開されているリソースを特定し、攻撃対象領域を可視化することでリスクの最小化を支援する。

 今後は、OCI環境向けに、攻撃者がクラウド環境内の複数のセキュリティー設定ミスを連鎖的に悪用し、最終的な目的を達成するための経路を一覧化する「攻撃パスレポート」機能や、経済産業省が推進する「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度構築に向けた中間取りまとめ」の「要求事項・評価基準案」に対応したOCI版レポートの追加を予定している。

 クラウドパトロールの税別価格は月額5万円から。初期費用は無料。
  • 1

関連記事

SBT、「Cloudflare Application Security」のセキュリティー監視サービスを提供

SBT、米BlueVoyantのセキュリティー運用プラットフォームの販売を開始

SBT、「Cato SASE Cloud Platform」のセキュリティー監視サービスの提供を開始

外部リンク

SBテクノロジー=https://www.softbanktech.co.jp/

「クラウドパトロール」=https://www.softbanktech.co.jp/service/list/cloudpatrol/target

週刊BCN特別連載企画
「パートナーと伴奏し、新たな価値を共創するネットワールド」

連載第1回 トップに聞くビジネス戦略とパートナー支援

× こちらから>>

連載第2回 オンプレミスの知見を生かした「クラウド移行の最適解」

× こちらから>>

連載第3回 複雑なセキュリティに対し充実したサポートと検証環境を用意、今後はAI保護に注力

× こちらから>>

連載第4回 AIビジネスの立ち上げを支援 企業独自のデータを取り込み課題を解決

× こちらから>>

連載第5回:先進製品の取り扱いやソフトのクラウド販売を支援

× こちらから>>