レノボ・ジャパンは4月7日、ノートPC「ThinkPad」シリーズの新フラグシップモデルとして、14型「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」を発売した。価格は65万4060円から。このほか、新製品9モデルも同日から順次販売する。
新製品の「ThinkPad X1 Carbon Gen 14 Aura Edition」
X1 Carbon Gen 14は機構設計を改善したことで、米Intel(インテル)のGPU「Arc B390」を内蔵したCPU「Core Ultra X7」を搭載しながら、最軽量構成時は約977gと、性能と携帯性を両立させた。
塚本泰通 副社長
同日に都内で開催された発表会で、執行役員開発担当の塚本泰通・副社長は「ThinkPadシリーズは1992年に登場して以来、一環して顧客の生産性向上に寄与してきた。現在、生産性に大きく関わるのはAIであり、ThinkPadシリーズもAI時代にあわせて進化している」と述べ、新製品がAI活用に適した性能を備えていることを強調した。
こうした特徴が顕著なのが、新たに採用された機構設計「スペース・フレーム」だ。従来モデル「X1 Carbon Gen 13」で採用していたユニボディ筐体をキーボードユニットとスペース・フレームに分離。さらにマザーボードを従来比で18%小型化し、コネクタを両面に実装することで内部空間の活用を最適化した。
空いたスペースを生かし、デュアル冷却ファンを81%大型化。これにより、CPUとGPUの性能は従来の1.7倍、NPUも1.3倍に向上した。大和研究所機構開発プロジェクトの堀内茂浩・筐体設計リーダーは「パーソナルAI活用に必要な処理能力を実現した」と述べた。構造は多層化したが、部品の小型化や配置を整理したことで本体の厚さは従来比で約1.1mm薄くなり、重さはほぼ変わらない。
事業戦略としては、デバイスをソリューションの一部として考えるDevice as a Serviceの提案も進める。AIやクラウド、ThinkPadを組み合わせて提供することで、顧客の生産性向上を支援する。
(南雲亮平)